一喜一憂。   

今日、母は意識もはっきりして、午後2時におれが行ったとき、ベッドから降りようとしていた。無論、勝手に降りてはいけない。それだけ体力が復活してきているのだ。母の動きを止めて、話し始めた。約二時間、彼女は躁状態のように喋り倒した。過去の話、病院の話、家族の話。やがてそれに疲れて、眠ってしまった。

おれは近くの服部緑地公園まで散歩する。週末の公園は、子どもや犬たちのパラダイスだった。ベンチに腰掛け、青空とそこにたなびく雲を眺めながら、明日のことを考えた。抽象的な〈明日〉である。いろいろ決意しなければならない明日……。ベンチの上では決意も、結果も出なかった。

夕方、病院に戻ると母は眠っていた。かすかに目を見開くと、泣き顔になった。泣かないで。やがて妹が来て、夕食の時間になった。食べさせるのだが、要らないという。食べなアカン!と、強要した。すると、自分で食べるという。食事は全て、細かくされた惣菜とお粥である。母は匙を手に、ゆっくりと食べた。おいしい、という。結果、完食する。おれたちは喜んだ。驚いた。果てに、不安にもなったが、母は満足そうだった。

妹が帰ったあと、母は見た夢の話をする。視界にいくつもの丸い物体が現れ、ぐるぐると回り出した。
それがとてもツラく、どうしょう?と思っていたら、亡くなった父が来て、その物体を取り除いてくれ
たという。何の暗示か隠喩か分からないけど、よかったネ、というと、こくりとうなずいた。

看護婦さんによれば、元気な日があれば、沈み込む日もあるので安心しないで、とか。さもありなん。

今夜は母宅泊まり。また明朝、出掛けよう。
[PR]

by kazeyashiki | 2012-10-13 21:30 | 暮らし | Comments(0)

<< なかなか難しいなー 今日も行けずに >>