雨   

よく降る雨に人々はあぁ雨まだ降っている…と呟き、地下鉄の出口から乳色の空の下へ踏みだしていく。

飽きずに降るこれだけの雨に桜は濡れ、散り、留まり、耐えて、舞う。

天王寺の歩道橋も、人々行き交う天神橋も、昼間は暗い阪急東通り商店街も、御堂筋もひとしく煙り、カラオケ屋の宣伝兄ちゃんは雨やからちょっとちょっとと客を引き込む。

誰の上にも雨は平らに斜めに降る。四月の長雨はにじり寄るように人間を疲れさせているのかもしれない。

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by kazeyashiki | 2015-04-15 08:22 | 大坂と大阪 | Comments(0)

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