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ダイヤ改正   

 3月にJRグループのダイヤ改正がおこなわれる。興味のない人にはまったく無関心、あるいは敬遠すべき話題かも知れない。だが、鉄道に魅せられている者にとってこれは極めて大事な案件だ。

 今回のダイヤ改正の目玉は、なんといっても九州新幹線鹿児島ルート全線開業である。新大阪から鹿児島中央を結ぶ「みずほ」「さくら」は、時々ニュースでも取り上げられている。一番列車の指定乗車券は、ものの15秒で完売したという。

 また今回のダイヤ改正では、特急「雷鳥」が消える。大阪から金沢、富山の北陸方面へ運んでくれた懐かしい列車である。路線がなくなるわけではない。すべて「サンダーバード」の名前に統一されるそうだ。だけど「サンダーバード」という名称はちょっと臆面もない気がする。ぼくはどうしてもテレビのSF人形劇を思い出してしまうからだ。

 ところで、このダイヤ改正によって時刻表がよく売れるということをご存知だろうか。通常でも時刻表は年間80万部、売れている。発行しているのはJTB(元・日本交通公社)の「JTB時刻表」と、交通新聞社の「JR時刻表」の2種類があり、その合計がだいたいこの部数のようだ。2つの時刻表は月刊で発行されているので、平均すれば月間販売部数6〜7万部だろうか。だが今回のように大きなダイヤ改正が実施されると、部数を伸ばす。年間80万部が、200万部を越えるそうだ。時刻表という書に親しみと必要性を感じている人が多いということだろう。

 ぼくは年に一冊、時刻表を買う。B5判のもので、3月か4月に購入することが多い。だがこれは持ち歩けないので、旅が多い時はポケット版B6サイズの「コンパス時刻表」を買う。列車を乗り継いで、幹線からローカル線などを利用する時、カバンの中にあるだけで心強い気がする。もっとも頻繁に時刻表を引いて調べるわけではない。駅の時刻表示板を見て判断する方が多いのだが、座席に腰掛け、お茶など飲みながら読む時刻表は、旅の醍醐味のひとつだと思う。

 古書店には、昔の時刻表が売られている。これが結構な値段をつけている。戦前のものなどを読んでいると、いろいろと発見がある。たとえば三重の「鳥羽」始発で、参宮線、草津線経由で、岡山の「宇野」を結ぶ夜行列車があったりする。鳥羽と東京を結ぶ寝台列車もある。伊勢神宮詣でがそれほど盛んにおこなわれていたのだろう。

 鉄道好きにはいろいろな派があるが、ぼくは沿線歴史探訪及び、廃線跡散策派である。つまり「むかし」が好きなのだ。昨日のように雪模様の日は、列車に乗ってどこか知らない町へ旅に出たいと無性に思うのである。
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by kazeyashiki | 2011-02-15 22:08 | 鉄路 | Comments(0)