深夜雑言2011-01-20   

この数日間で10数冊の本を”飛ばし読み”した。
ちっとも身に付かない読み方で、メモだけはしっかり取ったから、
何とか頭に叩き込むことができた。
本来ぼくは本を読むのが遅い。
咀嚼、とまではいわないけれど、感じながら読んだり、
本は手にしているけど、横目になっていたりする。
おそらく小学生頃からそうだった。

10数冊の本は、資料としての本だ。
難しい本ではない。中には絵本も3冊入っている。
好きな山田風太郎もあるし、法然・親鸞についてのものもある。
だから苦痛ではない。
ないのだけれど、資料として読んでいるからツライ。
こうした形で読むのは、電灯がちかちかするような感じ、
眼を悪くしてしまいそうな感覚がある。

〈そこまで考えることなどないよ〉

スーザン・バーレイの『わすれられないおくりもの』と、
キム・フォックスオーカソンの『おじいちゃんがおばけになったわけ』
この2冊の童話のことは今回初めて知った。
ふだん童話はさっぱり読まないが、その分、びっくりする。
物語のもつ世界の奥行きに引きずり込まれてしまう。

〈資料として読んでいるのか、楽しみで読んでいるのか〉

いずれの童話もテーマは〔死〕である。
昨年、一昨年と旧い友人達がこの地球から離脱していった。
そのことが、どこか丘陵地帯に棚引く霞のように見渡せる。
いちばん遠いところにあるのが父の死のように思える。
あの病室での、父の手の感覚はいまも鮮やかに残っている。
そこからはじめた旅のような日々。
その途上に、本当に多くの友が、仲間がいる。

〈いまでも生きているね〉

読んで、考えて、書いて、作業は終わる。
だけどまだこの身は、あの森の切り株の上にあるようだ。
でも、立ち上がらなければならない。
明日はすこし時間が取れるので、長い散歩にでかけよう。
方角は決めている。

〈南だ〉

たぶん、
♪〜両足そろえ 靴ひもむすんで〜♪
なんて歌を口ずさんでいることだろう。

by kazeyashiki | 2011-01-20 01:48 | 読書 | Comments(0)

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