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今日の読書灯   

「明治維新を肯定するとすれば、それはこの桜田門外からはじまる。斬られた井伊直弼は、その最も重大な歴史的役割を、斬られたことによって果たした。三百年幕軍の最精鋭といわれた彦根藩は、十数人の浪士に斬りこまれて惨敗したことによって、倒幕の推進者を躍動させ、そのエネルギーが維新の招来を早めたといえる。この事件のども死者にも、歴史は犬死にをさせていない。」司馬遼太郎

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「一九〇九年、クーベルタンから嘉納のもとに連絡があった。五輪運動を広めるためにアジア最初の国際オリンピック委員会(IOC)委員になるとともに、日本の五輪への参加を求める内容だった。/理念に共感した嘉納は同年、IOC委員となり、二年後、選手団の派遣母体となる大日本体育協会(現・日本体育協会)を設立し、初代会長に就任した。/講道館柔道の創始者として知られる嘉納は当時、東京高等師範の校長で、多くの国民に体育を広めようとしていた。そのため柔道よりも、陸上や水泳に注目した。特に走ることはだれでもでき、費用もかからないと、普及に力を込めた。/日本が初参加した一九一二年ストックホルム大会は、前年十一月に羽田で陸上だけ国内予選が行われた。/嘉納は出場選手に条件をつけた。それは、(1)十六歳以上の者(2)学生、紳士に恥じない者(3)市町村の推薦状を取った者 などだった。」朝日新聞運動部

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「勇気というやつは、大して立派な感情からできてはおりません。憤怒が少々、虚栄心が少々、強情がたっぷり、それにありふれたスポーツ的楽しさが加わったというだけのしろものです。肉体的な力の激昂はたいしたものですが、これはあいにく何の役にも立ちません。いずれかといえば、むしろ愉快です。これが夜の出来事ですと、非常にばかなことをやらかしたという気持ちが一つ加わります。今後僕は、単に勇気があるというだけの男なら絶対に尊敬しないつもりです。」サン=テグジュペリの手紙より

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by kazeyashiki | 2011-04-06 01:00 | 暮らし | Comments(0)

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