田植えが終わり…   

宮城県涌谷町の佐々木さんから、
田植えがようやく終わったというメールが届いた。
5月12日に最初の田圃、一町歩を二枚と少しの田植えをスタートさせてからだから、
2週間強の期間がかかったということになる。
もっともずっと田植えばかりをくりかえしたのではなく、
トラクタによる代かき作業もおこなっておられた。
代かきというのは、田植えの前に水田の水を入れ、土塊を砕きながら漏水を防ぎ、
また肥料をしっかりと土に混ぜ込んで、田圃を均平にすることで、
田植機がスムーズに進むようにする前準備の大切な作業だ。
この代かき作業をおこない、それから田植機を稼働させて苗植えをされた。

メールによると、途中で田植機の調子が悪くなったという。
田植機の後部に除草剤撒布機というのがあって、
苗を植えながら、限定された量の除草剤を撒くのだが、
それの調子が悪くなった。この撒布機は「こまきちゃん」という可愛い名前で、
適量の除草剤を規則正しく撒いてくれるのだが、スネちゃったらしい。
結局佐々木さんは、背負い型の撒布機で除草剤を撒いたという。
広い田圃に入り、歩いて撒布するのは大変な労力だ。
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田植機〜後部の白い箱状のものが撒布機「こまきちゃん」


そうするうちに、今度は田植機の爪が1ヶ所、動かなくなったという。
「8年目の機械ですから!」と佐々木さんはいうが、
田植えが始まってから機械が故障してしまうのは本当にストレスがたまる。
メカにはいたって強い佐々木さんは、点検整備も怠っていなかったはず。
それでも機械は故障してしまう。

さらに不運なことに、トラクタもミッションのなかのクラッチが傷み、
動かなくなったそうだ。すぐに修理に出し、代車を借りて代かき作業をしたという。
佐々木さんのトラクタは40馬力のGL40という機種で、平成4年型。
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GL40キャビン型〜19年選手だ。


メーカーからは「佐々木さん、使いすぎだよ」と言われたらしい。
部品代込みの修理費が40万円かかるという。
「新しいのを買うかどうか、奥さんと検討中です」
というのだが、同規模のトラクタは新車価格で最低500万円はする。
それだけではなく、後部に付けるロータリ(代かきに使ったりする)を併せれば、
さらに価格は上がってしまう。
大規模な農業をするには大きな投資が必要なのだ。

6月7月は、草取りと水管理の仕事がある。
十二町歩という広大な田圃を回るだけで、時間はあっという間に過ぎてしまう。
「(震災で)田植えのできない人もいるから」
佐々木さんは一所懸命だ。
今回の台風で畦が崩れたりしないことを願うばかりだ。

by kazeyashiki | 2011-05-30 11:33 | 農業 | Comments(0)

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