2013年 01月 03日
母が来た!
なかなかまとまって文章を書く時間もなく、
ということは、無為に過ぎ去って行ったともいえるのでありますが、
気がつけば1月も15日。
こういう風に過ぎていく人生の時刻であると実感している次第。
せめて写真日記風に並べてみよう。
元日の午後、拙宅にはじめて母がやって来た。
いささか緊張気味で、疲れている表情でもありますが、食欲はありました。
翌朝、近くのカフェで朝食。サンドイッチとカフェオレをすっかり食べました。
朝食後、大阪城へ登城。
母がここに来るのは初めてか、何十年かぶりのことでしょう。
だんだんと表情に元気が出てきました。
大阪城内にある豊国神社に、「茅の輪くぐり」というのがあって、
疫病や罪が祓われるそうです。
私が跨いでいるのを見て、車椅子から「私もやる」と立ち上がり、
介護されながらも上手に跨ぎました。ほんまはスタスタ歩ける、という説もありますが(笑)
大阪城からタクシーに乗って、阿倍野のお墓へ。
何も告げずに連れて行ったものだから、驚き、そして感激して、はららと落涙。
しかし、大層よろこんでおりました。
谷町線阿倍野駅から、実に何十年ぶりかで地下鉄に乗車。
最近の公共交通機関のバリアフリー度は目を見張るべきものがあり、
阿倍野駅は、駅員さんの手助けなしに楽々と乗車することができました。
母は、停車する駅のたびに「地下鉄は久しぶりやわ。人がたくさんいるわ」と感嘆。
いい体験でした。
天満橋駅で降りて、デリスタ8Fにあるお好み焼き屋へ。
朝食もしっかり食べていましたが、かなり空腹だったようで、
大きなお好み焼きをペロリと食されました。いやはや健啖であります。
夜までわが家でテレビを見たり、百人一首を手にとって歌を詠んだりして過ごし、
夕食もしっかり食べはりました。
そして二晩目のホテル泊。
「ホテルなんてイヤイヤ!」と言っていた前の晩、
しかしホテルの快適なベッドに寝ると、すっかり気に入ってしまった様子。
「あんたんとこで寝るのは気を遣うから、こっちの方がいいわ」
どこまで本音なのかおべんちゃらなのか分からないことを言うのであった。
午後9時から翌朝9時までぐっすりと寝ました。
そして3日の朝、タクシーに乗って豊中の妹宅へ戻りました。
これで外出に馴れたかな。
暖かくなったら、生まれ故郷の越前に行きたいというかねてからの希望、
日帰りでしか無理かなと思っていたけど、泊まりでもいけそうです。
かならず行こう。
これが2013年1月1日から3日までの素描であります。
まだまだ今日まで追いつかないな。