2018年 08月 07日
サマータイム、どうなんでしょう?
サマータイム、基本的にぼくは賛成だ。
通常、7月~8月に1時間、時計を前倒しにすることで、
明るいうちに仕事を始め、まだ明るいうちに仕事を終えるという、
企業の就業時間に合わせた制度がその主体になるのだろうけど、
それにより製造や物流、交通や飲食関係などさまざまな業界に影響が出るだろう。
もちろん弊害もあることは承知している。トラブルが起こることも予想される。
しかし、標準時が絶対永遠のものではなく、
利点に合わせて変動するものであってもいいと思うからだ。
今回、安倍政権は2019年の試験運用をおいて、
2020年の2年間だけ6~8月のサマータイム制導入を考えているという発表があり、
標準時を2時間繰り上げにする案が提案されている。
東京五輪を睨んでのことだといわれているが、
2年間の限定ではなくこれからも続けていくべきではないかと思う。
国民が睡眠不足に陥る、交通事故が増加する、高齢者が戸惑う、
エンジニアが激務になるといった悪い影響が叫ばれているが、
試みることの可能性を見てもいいのではないだろうか。
現在の大阪の夜明けは午前5時過ぎである。
会社始業時間は8時半か9時。2時間繰り上げると、現時間の6時半か7時となる。
晴れの日であれば6時半に太陽はかなりの高さまで昇っている。
そして、終業時間が5時半か6時だとすれば、現時間の7時半か8時が繰り上げられる。
明るいうちに仕事をして、明るいうちに退社する。電力等々の節約になるわけだ。
ただ、ぼくの考えはまだ浅いのだろうと思う。
それほどデータなどを精読したわけでもなく、
諸外国での見聞を聞いただけで実体験としてのサマータイムはない。
だが、ずいぶん前からこの制度導入は、
「やればいいのに」と思っていただけの感覚理解、印象理解の域である。
逃げ口上ではなくね。
だから、弊害と利点を教えてもらいたいと思っている。
今回の政府の提案を機会に、
サマータイム制度について議論が繰り広げられてくれればと思う。
農家は夜明け前から仕事が始まる。
漁業の場合は変則的だ。
夜明けから日の暮れまで働くことに価値観を少し変容させるのもいいではないかと思う。